ビックリマンのストーリーを悪魔側から考察する試み

ビックリマンのストーリーを悪魔側から考察する試みです。

決着 智道の戦い!

 

前回は、5つの魔孔で悪魔と戦闘を開始したところまでを動画にしました。

今回は、智道の戦いの決着までを動画にしたいと思います。

考察は、〇〇分からです。

 

智道に進軍した5つの魔孔で、天使と悪魔との戦いが始まりました。

愛然かぐやからの派遣されたソルジャンキーが天使達を援護。

その身に纏うジェラ珍抗体を脱ぎ捨てたのでした。

 

この脱ぎ捨てたジェラ珍抗体が各魔孔での戦いの趨勢を決定付けます。

ジェラ珍抗体の役割は、脱ぎ捨てた後こそが真の役割だったのです。

 

なんとこのジェラ珍抗体は、積星から変化を遂げたスピルーツと融合を始めたのです。

融合したスピルーツは、それぞれ無防備聖体となっていた神帝を包み込みます。

さらに手に持つ聖枝がその体を覆い、神帝の体は完理姿形態化され、5神帝はそれぞれ天使ヘッドとしてパワーアップを遂げたのでした。

 

この時、神帝達は、魔孔内でメッセージを受け取ります。

そのメッセージは、源片録(ルーツ・パーツ・メモリ)と呼ばれるスピルーツに宿っていた5神帝達の師匠である老天使の石像からのものでした。

 

<それぞれのルーツ・パーツ・メモリー>

 

そして、1つの大きな命を授かります。

「新たな理球を生み出すのじゃ」

 

こうしてパワーアップした神帝は、それぞれの魔孔で悪魔を圧倒します。

 

また、もう1つ智道の聖域化のために重要な出来事がこの時に起きていました。

ソルジャンキー達がジェラ珍抗体が脱ぎ捨てた際に、ソルジャンキーに引っ付いていたであろう「天地球からの植物の種」がこの場に落ちたのです。

それを同源士たちを拾い、手にしていました。

 

形勢は完全に聖戦士軍団に傾き、魔統ゴモランジェロも5人もの天使ヘッドを前に、成す術がありません。

こうして智道に布陣していた悪魔を退けます。しかし智道は植物も育たない気候の厳しい荒野。ここに居住するのは可能とは思えませんでした。

これを聖域化したのは、同源士が拾っていた繁殖力の強い天地球からの植物でした。

これらの植物を植樹をすると、それらはどんどん繁殖すると、合わせて5人亭の聖枝の実が成り始め、智道は聖域化されたのでした。

 

こうして天聖界は、第一エリアの次動ネブラに続き、第二エリアの智道もその勢力圏にすることに成功したのでした。

さらには、分裂していた積星も再度1つに戻り、約束の地、次界第三エリアに、積星を運ぶことで、とあるヘッドの復活が見えてきます。

 

しかし、聖戦士軍団は、喜びの声は小さく、今後を心配する空気に覆われていました

源片録が、新たな脅威を聖戦士軍団に伝えていたのでした。

 

異な聖神の下に集う隠子対は一六角星包囲型

 

異な聖神、天使たちが崇める聖神ナディアとは異なる聖神の率いる軍勢と相対する事を教えていたのです。

これと合わせて天聖界のシャーマンカーンも聖典を解読し、この事を把握したのでした。

 

予想だにしなかった異聖神との軍勢と決戦となる事を知り、天聖界ではその対応の協議し、1つの結論に至ります。

 

悪魔と休戦し、異聖神の軍勢と戦う。

聖神と同等の力を持つと想像される異聖神の力は、計り知れず、聖魔争う中、異聖神の攻撃を受ければ、聖魔壊滅ともなりかねません。

 

聖戦士軍団は、悪魔との交渉に入ります。

 

一方、天悪界においても異聖神の軍勢が迫っているとの情報を掴んでいました。

天魔界としても、天聖界と同じ考えに至ったか交渉は成立。

天魔界側は休戦を受け入れ、ここに聖魔連合が誕生しました。

 

まずは、ヘッド化した5神帝と魔統ゴモランジェロが聖魔軍団を率い

聖神の軍勢の超ヘッド創聖巡師の待つ

次界第3エリア 無次元(フリーディメンション)を目指します。

 

さらには、次動ネブラからヤマト爆神がシャーマン・カーンの要請を受け、無次元に駆けつけます。

一時的に天魔界との休戦がなったため、次動ネブラの守備を離れる事ができたのと、異聖神と言う強大な敵と相対するため、戦力を集中させたのでした。

 

一方、その無次元。

先行した3人の創聖巡師に加え、新たなる4番目の創世巡師が到着していました。

 

聖梵インダスト。

 

この聖梵インダストは、小さな動子の集合体です。

この動子が非常に大きな数(超無限動数)で、無次元に到着したのでした。

この聖梵インダストは、この聖梵インダストだけの特殊の能力があり、第2曼聖羅創造の要というべき存在でした。

聖梵インダストは、曼聖羅の根源である曼枢系(まんすうけい)を抱いており、それを無次元に移植する事で、第2曼聖羅が創造されるのでした。

単純な敵対勢力の排除によるエリア制圧だけでなく、その土地の髄まで曼聖羅に適用させてしまうという事ですね。

 

到着した聖梵インダストは、曼枢系の移植に取り掛かります。

合わせて、怪奇ミロク、怪奇ムガル、怪奇インカの3人をパワーアップさせるのでした。

怪奇ミロク、怪奇ムガル、怪奇インカの3人の武器、それぞれ羅棍棒、像剣、ギャンダ曼剣には、それぞれ羅剣穴(ラソードボール)と言われる穴が空いています。

この穴を聖梵インダストの動子が塞ぐ事で、これらの武器は本来の力を取り戻すのでした。

 

されに、その曼枢系移植を安全に遂行できるように、怪奇インカと怪奇ミロクの2人は、無次元への侵入を阻む壁、絶対壁を築きあげます。

この壁は拡大し、超壁層と呼ばれるよる巨大なものとなり、無次元をすっぽり包み込みました。

 

創聖巡師たちは、絶対壁より出撃、迫り来る聖魔連合を迎え打ちます。

 

一方の聖魔連合は、相対する創聖巡師たちを見てか、魔統ゴモランジェロと配下の暗黒魔鬼軍は戦線を離脱。

智道の巨魔孔に戻り、地下帝国であるリバースエンパイアに逃げ込むと、その出入り口である孔口(クレータードア)を閉鎖してしまいました。

 

聖魔連合は一瞬で崩壊し、異聖神の軍勢とは、天聖界単独で戦う事になります。

ただでさえ圧倒的な力を持つ創聖巡師と戦うためにもヘッドロココの復活を急ぎたいところですが、第3エリア無次元の前には強固な絶対壁。

絶望的な状況の中、戦いは始まります。

 

To be Continued

 

ここから考察です。

まずは、前回の動画の最後に少し触れた次動ネブラでの戦いと智道での戦いの比較についてです。

次動ネブラでの暗黒魔鬼軍は、敗れたりとは言え、聖戦士軍団をあわや全滅か?と思わされる程、追い詰めていたと思います。

次動ネブラを取り仕切る魔魂プタゴラトンが魔幻型を築き、直接的な戦闘以前に、地の理を生かしつつ、敵の弱体化も狙う作戦を実行。

さらにはデカネロンと言う切り札もあり、まさに必殺の構えがあった感じ、これを聖戦士軍団は良く乗り切ったと言う印象があり。

 

一方で、智道。

主力である神帝が5つに分かれて進軍してきた事に対し、何の工夫も無く、強いて良く言えば正々堂々、同じように軍を5つに分けて戦闘をしています。

 

軍勢同士でぶつかる時は、いかに数的有利な局面を作り出し、敵を格個撃破ことが重要です。

しかし、魔統ゴモランジェロは、わざわざ戦力を分散させてきた敵に対して、同じように戦力を分散させてぶつかってしまいました。

 

クレーター内での戦闘なので、1つの孔に大軍は布陣できなかった事はあると思いますが、それでもあまりに朴訥。。。

孔口は閉鎖もできるのだから、1箇所に戦力を集中させて他の入り口は閉じ、大群で1人づつ神帝を殲滅していく作戦を考えるべきではなかったのかと考えます。

 

天使側も、5つに分割された積星の早期回収任務があったとは言え、敵地に入っているのに、いきなり主力を5つに分散するのは、ちょっと不用意に感じます。

とは言え、天使の場合は、それぞれの巨孔に、遥か魔紀元前の頃、表層界から落ちてきた源片(ルーツ・パーツ)があり、それに誘導されたという話もあるので、まぁ、仕方ないのかもしれません。

 

そのチャンスを活かせなかった魔統ゴモランジェロは脳筋なのか。。。

ひょっとしたら、武人タイプと言うやつで、戦いに策を弄するのは好まず、能力で圧倒する事こそが戦い!みたいに思っていたのかもしれません。

 

智道の天魔界の敗因としては、天地球からの増援、それによる神帝のヘッド化が最大要因ではありますが、魔統ゴモランジェロの戦略立案能力も大きかったのではと思います。

 

次の考察です。

聖魔連合を組んだ天聖界と天魔界ですが、魔統ゴモランジェロが率いた天魔界勢力は単独で撤退してしまいました。

これは誰の指示なのか?

魔統ゴモランジェロ自身が、「こんな強大な敵と戦ってられっか」と逃亡した事も考えられなくはないですが、上司から指示があったと思われます。

 

第16回の動画の考察で、天魔界から見た曼聖羅と言う考察をしました。

そこでも触れましたが、スーパーデビルとしては、目障りなワンダーマリアごとも含めて、天使たちと曼聖羅との相打ちを望むのではと考えます。

とすると、天聖界からの聖魔連合の交渉をおそらく直接受けたスーパーデビルは、承諾し、「共倒れになってね〜」の想いを隠して、次界のワンダーマリアへ聖魔連合の指示したと想像します。

 

一方、ワンダーマリアは、共倒れになる訳にはいきません。

しかも、魔統ゴモランジェロは自身の部下であり、まだ勝算が見えない異聖神との戦いに駆り出したくはない。

そこで、ワンダーマリが魔統ゴモランジェロに聖魔連合破棄の指示をし、リバースエンパイアへの撤退を命令したのではと考察します。

 

その事を知ったスーパーデビルのワンダーマリア失脚のため次の一手が、あの悪魔の派遣だったのではないでしょうか。また、この辺りの裏の背景は、次の動画で妄想・考察してみようかと思います。