(仮)ヤマト爆神 救出作戦
アクセスありがとうございます!
ビックリマンのストーリーを悪魔側から考察する試みVol16です。
前回は、デカネロンが登場したところまでを動画にしました。
今回は、ネブラ終結までを動画にしたいと思います。
考察は、◎分〇〇秒からですが、今回は動画は考察が中心です。
ネブラウォーズを現在の世界観でみるとどうなのか等、天魔界側から見たネブラウォーズを中心に考察してみました。
それでは、よろしくお願いします。
◆◆紀
ここまでのネブラウォーズでは、魔幻型は完成、合わせてデカネロンが復活。
さらに軍の指揮官であるヤマト爆神は魔魂プタゴラトンに囚われてしまいました。
どんな大軍、強力な軍であっても指揮官を失えば、組織的な行動が出来なくなり、少数の敵にも敗れ去ってしまいます。
古来より大将の生死は戦の勝敗に直結しているのです。
聖戦士軍団は、まさに指揮官を失った状況で、魔幻型完成により各悪魔が増力した上に、デカネロンという新しい強敵まで登場しました。
このままでは全滅という状況でしたが、聖戦士軍団は死んではいませんでした。
指揮官とも言える者がいたのです。
積星
積星は次界突入直前で消失してしまったヘッドロココの魂とも言える存在でした。
ヤマト爆神が魔性般若パワーの直撃を受けた際、ヤマト爆神の頭部からこの積星が分離しました。
この積星が聖戦士軍団の中核を担う5神帝を導きます。
ヤマト爆神から離れた積星が、5神帝の前に現れたのでした。
積星は、彼らをヤマト爆神の元に誘います。
悪魔たちを薙ぎ倒しながら魔餌独房群(まじシェル)へと急ぎます。
一方、魔餌独房群(まじシェル)では魔魂プタゴラトンによる儀式が行われようとしていました。
魔魂プタゴラトンの魔(デビル)キャタピアンプランツに絡められ、まさに魔洗礼が始まろうとしていました。
そこに5神帝が現れます。
魔魂プタゴラトンとの戦闘になりますが、ヘッドロココと共に幾多の悪魔と戦い、生き残ってきた神帝隊は伊達ではありません。
また魔魂プタゴラトンも武人と言うよりは、知能派の文官タイプの悪魔ヘッドである事もあり、神帝隊はヤマト爆神の奪回に成功します。
しかし、完成した魔幻型による悪魔増力に加え、デカネロンの脅威により、聖戦士軍団が劣勢な状況に変わりはありませんでした。
ここでこの戦況を覆す事態が発生します。
魔幻型最上部の魔覇ドラゴットが突然破壊されたのです。
魔覇ドラゴットを破壊したのは、ダークヘラでした。
自身の操る造魔棒が魔覇ドラゴットになり飛び立った際に、戦線を離脱していましたが、意識を取り戻すと共に洗脳からも目覚めたのでした。
ダークヘラは、自身が利用された事を知って怒り、魔覇ドラゴットを破壊したのでした。
さらに、救出された聖戦士軍団のリーダーヤマト爆神はタイプⅡの聖亜フォームを完全装備。大きく躍動します。
魔幻型の特徴は、地中の魔導源祖球からエネルギーを吸い上げ、悪魔エネルギーに変換、悪魔がそれを活用していること事です。
この根本をヤマト爆神が絶ちます。
魔導源祖球と魔幻型を接続するパイプを切断したのでした。
魔覇ドラゴットを破壊され、さらに魔導源祖球からのエネルギー供給も受けられなくなった魔幻型は完全に停止してしまいます。
これにより、悪魔は魔幻型からの源祖球パワーを受ける事ができなくなりました。
天使たちは各地で悪魔を撃破していきます。
ただ、悪魔には強敵が残っていました。
魔性般若パワーを操るデカネロンです。
しかし、デカネロンは天使とのこれ以上の戦闘を避け、魔魂プタゴラトンを胎内に吸収し、次界の深部へ撤退していきます。
戦況を知ったワンダーマリアからの撤退命令が下ったのでした。
これにより、ネブラウォーズは天使側の完全勝利となりました。
当初は敵でありながらも、天使側の勝利に大きく貢献したダークヘラですが、天使が勝利したネブラの地に立っていませんでした。
天魔界裏切りの代償としてヘラの頭に装備された防具「バッドガード牙(タスク)」により、処刑されてしまっていたのです。。。
また、魔幻型から切り離された魔導源祖球も、従来の源祖球となり、ネブラの地から飛び立ったと言われています。
こうしてネブラウォーズに勝利した天聖界は、次動ネブラを制圧しました。
次動ネブラは、天魔界からの攻撃に備え、ヤマト爆神が統治する事になりました。
他の聖戦士軍団は次界開拓のため、さらに次界奥へ進む事になります。。。
次界のはるか上空。未層圏。
ここに天聖界にも天魔界にも属さないある勢力の超ヘッドたちが
動きを見せていました。。。。
To be continued.
ここから考察です。
まずは、天魔界にとってのネブラウォーズです。
天魔界にとっての次動ネブラは、いわゆる植民地といったところでしょうか。
また、ネブラウォーズは、ビックリマンで初めて、天聖界勢力が天魔界の支配エリアに攻め込み、この領地を奪取した戦いとなりました。
このネブラウォーズは、天魔界側からすると、次界進出の天聖界勢力殲滅の決戦と言うよりは、植民地エリアの防衛戦だと感じます。
天聖界勢力との乾坤一擲をかけた決戦であれば、ボスであるワンダーマリアが出張るべきですし、それがなく、かつ、エリアを要塞化している事からも防衛・奪取されなければ良しと考えていたのではないでしょうか。
城や要塞は、攻めるより守る方が有利ですし、ウィングパスストリームが開通しているとは言え、天聖界から離れた地で、要塞攻略が長期化すれば、補給面にも不安がありそうな印象です。
また、腹心の魔魂プラゴラトンに全幅の信頼をワンダーマリアは置いており、ヘッドロココを失った天聖界勢力であれば、次動ネブラに残した戦力で、次動ネブラは守り切れると判断したのでしょう。
しかし、天魔界は敗れ、次動ネブラを失うという痛手を追いました。
また、逆に天聖界に次動ネブラを天聖界に併合されてしまいました。
敗因は何か?大きくは4つあると思います。
①オアシス幻神
②ダークヘラ
③ヤマト爆神
④魔魂プタゴラトン
1つづつ見ていきましょう。
まずは、オアシス幻神です。
聖戦士軍団は、魔幻型を発見できないでいました。
場所が分からないものを制圧する事なんてできません。
この状況を天魔界は十分に利用するつもりだったのではないでしょうか。
万が一のための防衛設備として魔幻迷宮なども設営していましたが、そもそも攻め込まれないはずでした。
その間に、ダークヘラの元に配置した暗黒魔鬼軍たちで、聖戦士軍団に揺動をかけ続けていれば、不慣れな土地での戦いとなる聖戦士軍団は戦線を維持できなくなるという算段があったのではないかと思います。
この大前提を崩したのが、オアシス幻神が天に放った聖鏡盤(せいきょうディスク)だと感じています。
これによる魔幻型の特定が、攻略のとっかかりになっており、天魔界側の大きな誤算の1つだと思います。
なので、ネブラウォーズでの論功行賞では、オアシス天女(幻神は敗れて魂は天聖界に戻っているので)を多くの褒美をあげてほしいです。
ただ、天聖界、天魔界含めた表層界の至宝とも言える聖神器を無断で持ち出し、さらには紛失してしまった失態と、この活躍は良くて相殺、悪ければ、なんらか罰せられる可能性もありますね。。。
次にダークヘラです。
洗脳が解けた事が完全に想定外だったと感じます。
なぜ洗脳が解けてしまったのかは分かっていません。
洗脳の解ける解けないを置いておいても、魔幻型を完成した時点で、ダークヘラを始末する判断もあったように思います。
ただ、第14回で考察しましたが、次動ネブラの統治のためにネブラの女王を天魔界側でコントロールできた方が都合が良いと考える事もできます。
なので、ネブラウォーズ後もネブラの女王を統治に活かすために、始末しなかったと考えます。
またバッドガード牙を装備させているので、洗脳が解ける事も想定していた印象ですが、解けた事を把握するのが遅れたのが致命的でした。
次に、ヤマト爆神です。
次界に辿り着くまでの聖戦士軍団のリーダーは、ヘッドロココでした。
次界までの多くの困難をリーダーとして戦って生き抜いており、天魔界からすると歴戦の強者であり、難敵でした。
このリーダーが突然いなくなったのです。
天魔界側は少し安心したのではないのでしょうか。
しかし、リーダーを引き継いだヤマト爆神がまた優秀でした。
一度は、魔魂プタゴラトンに捕まってしまいますが、その後のヤマト爆神の動き・判断がネブラウォーズの趨勢を決めました。
本編でも書きましたが、魔幻型の特徴は、地中の魔導源祖球からエネルギーを吸い上げ、悪魔エネルギーに変換、悪魔がそれを活用していること事です。
この根本をヤマト爆神を見抜かれ、ヤマト爆神1人にそれを破壊されてしまったのです。
この新リーダーヤマト爆神の力量を、天魔界側は見誤ったと考えます。
また、ヤマト爆神は次動ネブラがヘッドとしての初陣となりましたが、この戦いで、敵の悪魔ヘッドダークヘラと一騎打ちを行っています。
新リーダーとなったヤマト爆神は、ヘッドロココに変わって、各天使たちをまとめていく必要がありました。
この初戦で、先陣を切って敵の大将と一騎打ちをする姿は、配下の天使たちを勇気づけたのではないでしょうか。
これにより、各天使も心から新リーダーとして認め、聖戦士軍団がまとまったと考えてみます。
最後に次動ネブラ統治の天魔界側の責任者である魔魂プタゴラトンです。
天魔界の賢者と呼ばれるほどの天才ですが、天才であるが故の落とし穴にハマってしまったと思うのです。
自身の頭脳、とりわけ洗脳技術に自信を持っていたのか、捕縛したヤマト爆神を洗脳しようとします。
結果論ではありますが、ヤマト爆神を生かしておかなければ、聖戦士軍団に逆転を許す事もなかったと思います。
また、魔幻型と魔導源祖球を繋ぐパイプは魔幻型の生命線だと思われるので、ここをヤマト爆神にあっさり破壊されてしまったのは、あまりに守備を手薄にしすぎだと思うのです。
まぁ、魔魂プタゴラトンに関しては、次動ネブラでの天魔界側の総指揮を担っていたと思いますので、全ての敗因魔魂プタゴラトンの判断に帰着すると思いますが。
こうして天魔界は敗れ、次動ネブラを失った訳ですが、これは天魔界にとって大きな痛手のように思います。
表層界からの入り口である次動ネブラを勢力化に収めていれば、天聖界を侵攻する際に2方向から侵攻が可能です。
無縁ゾーンなどを通るため、そのルートは整備する必要はありますが、無縁ゾーンは天使の理力が思うように働かないなど天使側のデメリットが多く、住み着いていた魔怪もヘッドロココたちが退治したので、ある程度安全が確保されているように思えます。
2方向から侵攻することで、戦力も分散させる事もできます。
しかし、その領土を失いました。
(次動ネブラよりさらに奥に広がった次界の第2エリア以降の話もありますが)
それにより、2面作戦は実行できません。
また、天聖界本国を追い詰めたとしても、天使側としては次動ネブラに退避して、再起を図ることも可能となりました。
逆に、次動ネブラで戦力を増強した上で、暗裏ロードを利用した天魔界本国奇襲などもあり得るかもしれません。
色々、天魔界にとっては都合が悪く、次動ネブラを天聖界側に奪われた事で、天聖界制圧計画は、大きく遅れたと感じます。
次に、ワンダーマリア&魔魂プタゴラトンの次動ネブラの統治について考察です。
天魔界本国(=スーパーデビル)から見た場合、1点気になるポイントがあると考えます。
それは、デカネロン。
魔肖復活は、スーパーデビルも承認の作戦だったのか?
これはワンダーマリアの独断の判断だったのように思います。
では、なぜ、ワンダーマリアはデカネロン復活(=危険な魔性般若パワーの活用)を画策したのか?
次動ネブラの防衛力強化と言う事もその理由の1つはあると思います。
ですが、やはり天魔界トップへの野心が芽生え、スーパーデビルへの対抗・独立を視野に入れた上での独断かなと考えます。
スーパーデビルにはブラック戒律があり、いくら仲魔を集めて抵抗しようが無意味です。そのため、ブラック戒律が通用しないレベルの悪魔と手を組む必要があります。
それがデカネロンだったのではないか?
それにより自身の勢力基盤を固め、天魔界から離れたこのネブラの地を反逆の第一歩としたい思いがあったのではないかと考えます。
デカネロンに天使と最後まで争わせないまま、次動ネブラから撤退命令を出したのも、自身の基盤(デカネロン、魔魂プラゴラトン)の消耗を避けるためだったかと感じます。
また、天聖界側となりますが、まんまと天聖界は次動ネブラをその勢力化に置く事に成功しました。
ヘラの次の王位継承権を持った王子や貴族などはいなかったのでしょうか?
天魔界の襲来により、洗脳されたダークヘラ以外の王族はひょっとしたら生かされなかったのかもしれません。。。
ヘラの抹殺により、王家(ヘラ家)は断絶。
それにより、解放戦に勝利した天聖界が次動ネブラを支配エリアに置いたとも考えられます。
いずれにせよ、このネブラウォーズによって、次動ネブラの政権は、もとのネブラの民の元には戻ってきませんでした。
第14回の動画で、天聖界が次動ネブラの政治に介入するには、天魔界が次動ネブラを植民地化した事で発生した「女王側と反王国側の内乱」が起きている状況を利用するのが都合が良いと考察しました。
実際、ネブラウォーズがなければ、このような形で天聖界が次動ネブラを掌握する事はなかったのではないでしょうか。
また歴史は常に勝者に都合の良いように書き換えられると言います。
ネブラ王族であるヘラ家の生き残りがいたとして、その者が次動ネブラ王を引き継ぐ事を天聖界は許すのか。。。あるいは。。。
アニメではヘラが生きており、次動ネブラの統治をヘラにお願いしていましたね。その補佐としてヤマト爆神を置いておくという感じでした。
ストライク天使も一緒にネブラに残れて良かったね。
アニメの十字架天使(その後のパワーアップも含め)、健気すぎて泣ける。
第16回おしまい。
次回は、ネブラ上空の創聖巡師たち。