ビックリマンのストーリーを悪魔側から考察する試み

ビックリマンのストーリーを悪魔側から考察する試みです。

(仮)創聖巡師 襲来

アクセスありがとうございます!

ビックリマンのストーリーを悪魔側から考察する試みVol17です。

 

前回は、ネブラウォーズ終結までを動画にしました。

今回は、それを並行して起った未層圏の出来事です。。

考察は、◎分〇〇秒からです。

短めの動画となります。

 

それでは、よろしくお願いします。

 

前回から少し時間は遡り、次回の入り口に聖戦士軍団が到着したころ。

次界に向かって、謎の超ヘッド「怪奇ムガル」が飛翔してきていました。

 

その向かった先に待っているヘッドは、聖弾流(せいだんりゅう)でアリババ神帝を救った聖梵ミロク。

その後も次界のはるか上空、未層圏で、聖魔の動きを静かに見つめていました。

 

ネブラウォーズが始まろうとしていた頃、巨大な翼で怪奇ムガルは未層圏に到達し、聖梵ミロクと合流を果たします。

聖梵ミロクと合流した怪奇ムガルは、巨大な翼を止めると、その手に持つ羅鐘を鳴らす事で、自身を覆う聖被膜を消し去ったのでした。

この姿では、聖梵ムガルと呼ばれます。

 

聖梵ムガルは、手に持つ羅味線を奏でます。

羅味線が発する羅音の調は、遥か彼方へ未層にまで伝搬していきました。

 

2人は、大きな動きを見せる事もなく、激しくなる聖魔の戦いを見つめていました。

そこに、羅音の調に導かれて、さらなる超ヘッドが次界のはるか上空、未層圏に到着しました。

 

その名は聖梵インカ。

 

3人は皆、遥か昔に源層界を追放された異聖メディアに伴って、源層界を離れた創聖巡師と呼ばれる者達でした。

この3人は、現状の名前の頭に「聖梵」と呼ばれる姿に加えて、自身を聖被膜で覆った戦闘的な怪奇姿(ミステリーフォーム)を持っており、3人は怪奇姿に姿を変えたのでした。

 

次動ネブラの聖魔は、はるか上空の未層圏に何が起こったかを把握できていません。

ただ、怪奇姿に変化する際の「キャシャーン」と言う音が地上の次動ネブラにまで届いてたとされます。

 

3人は怪奇姿に姿を変えると、次界へ向かって降下を始めました。

それは聖魔で争っている第一エリアの次動ネブラではなく、そのさらに奥に向かって行きました。

 

次界に現れたこの者たちの目的はなんなのか?

 

はるか昔に、源層界を追われた異聖メディア。

安住の地を見つけるための旅に出た異聖メディアは、流層の果てに、1つの世界にたどり着きます。

蓮の形に似たその場所は曼聖羅。

この曼聖羅の創造には、まだ次界に姿を見せていない4番目の創聖巡師が大きく関わっています。

 

とある事情により、異聖メディアは世界を創造する力を失っていたため、緩やかな滅びの運命にある世界でした。。

 

それを悟った異聖メディアは、新たな安住の地を探す事になります。

手に持つ曼作弓に背中の異星矢をつがえ、理力を込めて放ちます。

放たれた異星矢は、新たな安住の地、すなわち第2の曼聖羅を求め、飛んで行きました。

 

その内の1つが次界の無次元と呼ばれるエリアへと到達したのでした。

その矢が示しています。この地が第2の曼聖羅だと。

 

次界に飛来した創聖巡師たちの目的は、異聖メディアの意思(エイム)により、次界の無次元に第2の曼聖羅を築く事。

そのために曼聖羅から飛来したのでした。

 

一方、源層界。

かつて袂を分かったもう1人の女神の動きに呼応するかのように、聖神ナディアも動き始めた様子でした。

また、もう1人。

天地球に住む女神、愛染かぐやも聖神ナディアと合わせるように行動を開始、天地球を離れようとしていました。

 

次に次動ネブラの天使たちです。

ネブラウォーズを制し、天使たちは次動ネブラを手中にしました。

その次動ネブラの統治は、天魔界からの攻撃に備える意味も含め、ヤマト爆神が行う事になりました。

残された天使たちは、次界の次のエリアに進軍する事が決定します。

これは、次界まで聖戦士軍団を率いたヘッドロココの復活が関わる事でした。

ネブラウォーズで、形勢逆転のきっかけを作った積星(パイルせい)は、ヘッドロココの魂とも呼べる存在でした。

この積星(パイルせい)を、次界の第三エリアに運ぶ事で、ヘッドロココは復活すると予言されていたのです。

積星(パイルせい)は、すでに次界の第二エリアに向かっていたのでした。

 

次界に、聖、魔、聖神、異聖の思惑が乱れ、戦いは激しさを増していきます。

 

ここから考察です。

まずは、現時点での天魔界から見た曼聖羅です。

 

天聖界では、聖典が届けられており、シャーマンカーンが解読することで、情報を掴むことができます。

しかし、天魔界にはそれがありません。

 

ここまでの曼聖羅との接触は、次界道でのゴーストアリババへの聖弾流のみです。

天魔界からすると、天使を苦戦させたゴーストアリババを天使に戻された事もあり、悪魔に友好的な勢力ではないとは感じた事でしょう。

おそらくは、天使側に属する勢力だった事を想定したと思われます。

*そのさらに前に、天使を悪魔ヘッドにしたものも曼聖羅と言うのは、直接、悪魔側からは見えていないと思われます。

 

この時点で、スーパーデビルが敵が曼聖羅であること、曼聖羅とは何かを把握していたかは分かりません。

かつて源層界を追われたもう1人の女神がいる事は認識しているでしょうが、次界口で遭遇したのが、その女神に属している勢力とは思っていないのではないでしょうか。

ただ、自身の味方ではない可能性が高い強大な勢力が存在する事を理解し、その情報収集に努めた事は想像できます。

 

天魔界で、現時点で、曼聖羅の事を認識しているとすれば、

 

魔胎伝ノア

 

でしょうか。

源層界ができる前から存在した太古の悪魔であれば、飛来した創聖巡師や聖弾流に、ルーツの面影を見たかもしれません。

 

スーパーデビルが、魔胎伝ノアから情報を入手したかどうか分かりません。

 

ただ、曼聖羅の来襲をスーパーデビルが認識した時にどう考えるでしょうか?

 

次界をくれてやる

 

だと考察します。

相手は、異なるとは言え、聖神です。

まずは、まともにやり合おうとは考えないでしょう。

 

天聖界と曼聖羅にとっての次界は、新たな安住の地です。曼聖羅の方が現在の居住地が滅びようとしているので、より逼迫していますが。

それに対して、天魔界にとっても次界は、少し重要度が落ちます。

Vol8では、国力増強と天聖界弱体化を目的と考察しました。次界がなくとも天魔界自体に問題がありません。

 

そのため、わざわざ聖神と争ってまで、次界を取りにいかない。と考えてみました。

さらには、異聖神メディアが次界を第二曼聖羅とする際に、天使を、ついでに目障りなワンダーマリアを葬ってくれれば、より良いと考えると感じます。

 

ただ、次界を曼聖羅に取られた場合、異聖メディアが聖神ナディアを憎んでいる事から、そのまま、天聖界、天魔界に侵攻してくる事のリスクも考えておく必要があるかもしれません。

 

このリスクをスーパーデビルはどう考えていたか?

天魔界にとって大変な事ではあるが、最悪、自身はうまく立ち回れると考えていたと思います。

 

なぜか?

異聖メディアが天聖界、天魔界を攻撃する可能性の背景としては、表層界(天聖界、天魔界)が聖神ナディアが育んだ世界だからです。

 

スーパーデビルは、表層界の者ではなく、ダークマターが魔性暗黒ゾーンから生み出した悪魔なので、メディアの恨みとは、関係ない悪魔となります。

 

スーパーデビルからすると、逆に、曼聖羅側について、恩を売っておく事も可能と考えていたのではないかと思います。

曼聖羅としても、スーパーデビルを自身の配下に置く事が出来れば、天魔界はスーパーデビルがブラック戒律でそのまま掌握してもらえれば、結果として、天魔界は無血で曼聖羅の配下に収まります。

後は、天聖界を天魔界と一緒に滅ぼしてしまえば、表層界(天聖界、天魔界)も手中に収める事ができます。

 

ただ、これだとスーパーデビルはトップの座からは転落してしまいます。

しかし、スーパーデビルは、ただ単純に曼聖羅側につくだけではなく、表面的には協力しつつも、自身の権力を拡大する事を画策するとは思います。

逆に、異聖メディアもその事を認識しつつも、スーパーデビルをうまく動かそうと考えると感じました。

 

最後に少し、天使側です。

ヤマト爆神を残して、神帝隊を中心に第二エリア智道へ進んでいきます。

 

後任のリーダーを、誰か置かないの?

 

フラットな組織の良さは、上に意思決定を委ねないので行動が素早いなどのメリットもありますが、次動ネブラを先に天魔界が掌握していたように、第二エリア以降も危険がいっぱいです。

戦争状態は継続されると思うので、戦闘中に集団がバラバラに動いてしまうと、全滅の恐れもあると思うのです。

 

例えば、敵に囲まれて、「右に戦力を集中して突破!」と1人が号令したとして、別の1人が同じようなタイミングで「いや、右の方が敵が厚い。左の方へ展開」指示が出たとしたら、「え、え、どっち?」となっているうちに全滅です。

 

戦場では指揮系統を明確にしておいた方が良いのではと思います。

もちろん、指揮するリーダーが指示を誤る事もありますが、その分、責任も明確です。

少なくとも「え、え、どっち?」と言う非常に危険な状態は避けられるでしょう。

 

後、天聖界本国もヘッドクラスのリーダーを後任として当ててあげれば良いのにと思いますが、そこは人材難なのでしょうね。

その結果が、現場に丸投げのフラットの組織という風に感じました。

 

次回は、智道(ウィズダムベルト)の戦い。

 

 

 

 

 

 

 

 

ただ、スーパーデビルとしては、ゴーストアリババを天使に戻した新手の勢力が現れた時に、こう考えたのではないでしょうか?

 

この勢力には、ワンダーマリアをぶつける。

 

Vol14で、次動ネブラあたりから、スーパーデビルは、ワンダーマリアを疎んじ始めたと考察しました。

部下ではあるが、煙たい存在です。

 

一方、謎の勢力(実態は、曼聖羅)は、非常に強力な印象があり、苦戦は必至で、勝てたとしても、自身の勢力に甚大な被害が出る可能性があります。

 

そこで、ワンダーマリアです。

強力に育ったワンダーマリアであれば、謎の勢力ともある程度戦えると考えるでしょう。

その間に、自身は、謎の勢力についての分析を進める事が可能というところでしょうか。

そのままワンダーマリアが破れてくれても良し。万が一、ワンダーマリアが勝っても、謎の勢力がいなくなるので良し。

と考えたと考察します。

 

実態は曼聖羅は、天使とも敵対しており、これが判明した時点で、「天使をぶつける」方が優先度の高い作戦になるとは思いますが、それでも天使もろともワンダーマリアを葬ることが出来ればと、この頃から感じていたのではないでしょうか。